はち、ほんね

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「ふ……ふざけないで」 「どうして?」 「だって、だって私は、誰とも関わりたくないのよ? いじめはされている方がそうだと思えばいじめ。正直、みんな私の悪口は陰で言っててほしいわ。だって傷つかないじゃない。 地味にただクラスにいる人、ううん、あれ、いたの? くらいの存在でいたいのよ私は! それを……『明るくタメ口で』?何してくれてんのよ。 まるで、まるで私がこれから先みんなと積極的に関わっていこうとしているみたいじゃない! ありえない、ありえないわ。明日もう一度入れ替わって、撤回して。」 「やっぱ本音、隠してた。それが一番怖いよ。莉央だってあいつらと同類じゃないか」 「何よ、逆ギレ? あなただって今の私に対して思っていることくらいあるでしょう?」
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