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「スイマセ~ン、通りま~す!! スイマセ~~ン!!!」
と、何やら遠くから、超高速のリピート再生の声。
そして物凄い速さで近づいてきてい…る、のか…!?
「どけぇ~~~!!!」
そしてついに命令形に。同級生が多いにしろ、初対面なんだから敬語をしゃべりなさい、敬語を。
その声はやけに甲高いのだが…、男子の声?
声だけでは性別すらつかず。
その上、ソイツが何を言ったのか、俺は、ただうめき叫んでいただけにしか聞けなくて。
しかし、俺が後ろを振り向き見た瞬間、
「――あ」
ぶつか―。
束の間、超高速の物体が脇腹の急所のド真ん中にクリーンヒット…
ぶつかったその勢いで、さらに門の壁にまで体は持ってかれていた。
あ に痛恨の一撃!
あ は力尽きた!
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