第始章 出会い

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と、カッコイイ事を 言ったものの正直言って 勝てる勝算は無い。 確実に俺達は死ぬの だろう。 いや、俺が死んでも… 彼女だけは 助けてあげたい。 はぁ~… 俺の人生 こんな終わり方かぁ~ ー恐い。ー逃げたい。 ー死にたくない。 いや、 まだ、人生を終わらせる つもりはないぞ!! とにかく足止めして 逃げるんだ。 ー体術は効かないな… なんせあの大きな体に筋肉俺の身体じゃ、勝てない。 ー弱点……豆?? クソッ、わからん!! 今の俺の手持ち… ・サイフ ・通学カバン ・理科の実験中盗んだ マッチ×3 ・携帯 ・コンビニで買った赤ペン マッチは使えそうだが まわりに燃やすもの なんて…… (教科書、ノートは学校に置きっぱなしだ。) 火を使って鬼を焼く作戦。可燃物がないので 無理だ。 ガソリンなど こんな路地に都合よく あるわけない。 童話の主人公は どうやって鬼を退治した? 桃太郎。 犬と猿、きじと共に 実力で倒した。 金太郎。 でっ、でないか… 一寸法師。 針を目に刺して、 痛がっている間に 体内に入り暴れて 倒した。 針で目を刺す…。
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