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プロローグ
ある部室で
俺は勉強していた。
得意な社会だ。
特別に好きなわけではなく「覚えるだけ」と単純なことでそこそこ良い点がとれからだ。
…カキカキっ
「あっ」
消しゴムを落とした。
かなり遠くへ飛んだ。
「はぁ~…」
面倒くさいな
あれを使うか…
俺は消しゴムの方向に手をそっと前にかざして力をこめた。
俺の目は赤くなり
手が少し青白く光った。
すると
カタカタッ
遠くにある消しゴムが
動き始めた。
そして、宙に浮き
ゆっくりと俺の手の中に
向かっていき、
俺は消しゴムを握った。
「この力にもなれてきたな…」
「!!」
誰かが走ってくる音がする
扉が急に勢いよく開いた。
バンッ
「うおっ!!」
お前か…
「翔くーーん!依頼だよー依頼人が待ってるから、外で待ってるね♪」
「おう、わかったよ、渚」
俺は、机を片付け
席を立った。
そして渚を追うようにして部室を出た。
扉を閉めて、ふと、扉の上の看板を見た。
「勉強研究部」
これは仮の部活名だ。
またの名を
『特別生物事件・捜査・駆除・防衛部』ww
長っww
さすが渚のセンスだ。
そんな事を考えながらも
俺は歩き始めた。
そう。、
俺が
不思議な力を手に入れたのも、こんな部活を建てたのも、そして『天宮 渚』
に会ったのも
3週間前のあの出来事
が始まりだった。
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