12人が本棚に入れています
本棚に追加
第始章 出会い
第始章 出会い
~3週間前
季節は夏。
俺が高校生になって
はやくも3ヶ月ちょっと
の月日が流れている。
中学3年のころ
成績があまり良くないほうだったので
毎日のように塾に行き
高校受験に向けて
必死に勉強していた。
そのかいあって
公立高校の
『空戸北高校』
に無事合格。
「翔~…今日も暑いね。」
こいつは
船堂長戸〈センドウ ナガト〉
中学生からの仲だ。
もともと俺は友達との交流はあまり得意ではないのだが、こいつとなら何故か交流できた。
「そうだな、今日は特に暑い。こんな日に学校とはやる気がでないなぁ…」
長戸はパソコンが得意で
調べものなど長戸に聞くとすぐに調べあげてくる。
一応頭が良い方だろう。
宿題など忘れた時は
だいたいこいつに頼っている。
「今日って体育あったっけ?」
「いや、無かったと思うよ。」
俺は体育は苦手では
ないのだがそこまで
運動神経が良いわけでもない。
人並だ。
長戸は体育が苦手だったと思う。長戸はどちらかというとindoorな奴だからな。
「体育無くてよかったな。」
「ハハは、体育は苦手だからね。、そういえば昨日のTVみた?…」
…………
最初のコメントを投稿しよう!