第始章 出会い

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第始章 出会い

第始章 出会い ~3週間前 季節は夏。 俺が高校生になって はやくも3ヶ月ちょっと の月日が流れている。 中学3年のころ 成績があまり良くないほうだったので 毎日のように塾に行き 高校受験に向けて 必死に勉強していた。 そのかいあって 公立高校の 『空戸北高校』 に無事合格。 「翔~…今日も暑いね。」 こいつは 船堂長戸〈センドウ ナガト〉 中学生からの仲だ。 もともと俺は友達との交流はあまり得意ではないのだが、こいつとなら何故か交流できた。 「そうだな、今日は特に暑い。こんな日に学校とはやる気がでないなぁ…」 長戸はパソコンが得意で 調べものなど長戸に聞くとすぐに調べあげてくる。 一応頭が良い方だろう。 宿題など忘れた時は だいたいこいつに頼っている。 「今日って体育あったっけ?」 「いや、無かったと思うよ。」 俺は体育は苦手では ないのだがそこまで 運動神経が良いわけでもない。 人並だ。 長戸は体育が苦手だったと思う。長戸はどちらかというとindoorな奴だからな。 「体育無くてよかったな。」 「ハハは、体育は苦手だからね。、そういえば昨日のTVみた?…」 …………
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