第始章 出会い

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カチャ、カチャ ピコピコ………ピコっ 『テッテーテーン』 『YOU WIN!!』 「やったー!!10連勝~」 「くそぉ!また負けた!」強い。 さすが長戸、完負だ。 この100円で 2000円使ったことになった 「悔しいな…もう一戦!」 「別にいいけど翔、お金あるの??」 うっ…… 「翔の月のおこづかいって3,000円だったよね?」 うっうっ… そのとうり、俺の月の おこづかいは3,000円だ。 やらかしてしまった。 今日だけで2000円を使ってしまった…。 しかも 昨日、月始めだったので 貰いたてホヤホヤの 『おこづかい』だったのだ。 「あ゛ぁぁぁ!!俺の7月がぁぁぁ~~」 残金1026円。 絶望的だ。 8月のおこづかいは 夏休みとして、特別に多くもられるのだが、 8月までは 1026円でやりとりしなければならないのだ… 「しかたない。今日は終わるか…、コンビニでエロ本を立ち読みして帰ろう…」 んっ??なんだ? なぜそんな目で見る? 俺は思春期を楽しんでいる立派な男子高校生だ。 「長戸も来るか?」 「いや、僕はいいよ。今日は家族でどこか行くらしいから、早く帰らなきゃ、もうこんな時間だしね」 俺は時計をみた 「7:30」 「そうなのか、わかった。んじゃまた明日な」 「ごめん、また今度、じゃーね」 「おう、じゃーな」 長戸が帰った。
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