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「アズサ…邪魔だ」
『ん…………』
懐かれたもんだな……。
あ…今日バイトだ…まぁ昼からだからいっか…。
『ぁ…優斗…おはよう』
目を擦りながら起き上がり笑顔を向ける。
「邪魔だ…」
肩を押した。
『邪魔邪魔って!邪魔は邪魔らしく邪魔をして何が悪い!』
嫌々…意味分からんから…。
いつまで経っても退かないのでソファーの上で立ち上がりジャンプした。
『あ!…僕もしたい!』
アズサは勢いよくソファーからジャンプ!
ドン!
顔から落下…。
『ぅ…………』
はぁ…なんなんだ…。
アズサを起こし顔を見ると鼻から血が出ていた。
「あ~あ何やってんだよ…」
涙を浮かべて…泣かまいと顔が強張る。
「泣けばいいさ…痛いんだろ?」
顔…ブサイクだぞ。
そう言うとアズサの目からは涙が溢れ出した。
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