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俺はワクワクしながらブランブランする状態で待機
そして待機
まだまだ待機
は?なんやのん?
なにしてんの?入るなら入ってください
俺は喋れないんです
声帯潰されるから!
「近藤さん、連れてきました」
「総司か、入ってこい」
やっとかよ!
どんだけ入るのに躊躇してたんだよ!
つか近藤さん、声がむっちゃいかちくね?
でもその中に優しさを感じる
少なくとも沖田よりは!
だがしかし
なかなか入らない
どうしたん?待たせたらいけないんじゃないの?
「あ、ちょっとそんなに暴れないでください!あぁっ!」
「は?はぁぁあっ!?…――へぶぁっ!!」
なかなか入らないと思ったら
沖田は急に小芝居をはじめ、挙げ句
俺をその部屋に放り投げやがった
受身などとれるわけもなく
障子を破壊しながらその部屋へと豪快に突入!
そして沈☆没
おれの扱いって酷くね?
見ろよ、この周りの・・・・・・って具合を!!
つか鼻ちょーいてぇ!!
おでことかもくっそいたいし
沖田今に見てろよ…
「え、と…大丈夫かい?」
俺が痛みに床をゴロゴロしていると
中央にいるガタイのいい男が話しかけてきた
いる場所やオーラ、先程の声からすると
この人が局長にちがいない!!
しかも心配の言葉!
優しい、優しいよ局長様!
「はい、大丈夫じゃないけど大丈夫です!」
「そうかい?なら良かった。総司もご苦労様」
「近藤さんのためならなんでもしますよ♪」
なにこの温度差
沖田、お前は二重人格者だな
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