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「こんにちはマイマスター!!」
ま…マイマスター!?
何ソレ!!私こんな妖精知らないよ!?
「申しおくれました。わたしは月の世界からきました、アリカといいます」
「つ…月の世界…?どこなの、そこ」
「『この世界』とは対立している世界ですよ。つまり―――――」
アリカという妖精が言った事を簡単に説明すると、、、
私が今いるこの世界が『太陽の世界』と言って、アリカの住んでいる世界が『月の世界』と言う名前らしい。
月の世界といっても、1日中光がないと言う訳じゃなくて、この世界よりも太陽が出てる時間が短いだけなんだって。
そして、この世界より夜も短い。つまり時間の流れがはやいってこと。
「……理解していただけましたか?」
「まぁ、大体なら……」
しかも向こうの世界の1年がこの世界の1ヶ月にあたるそうで、ものすごく時間が流れるのがはやい。
「では、わたしと行きましょう」
「ちょ…ちょっと待って…!!!」
そんないきなり「行きましょう」って…!!!
親が許してくれるのかな…?
「大丈夫ですよ、あなたのご両親はこのことを知っておいでです」
は……?
知ってるの?
でもなんで………??
「あなたのご両親も一度、月の世界に来た事があるんですよ」
その言葉に驚いた。
《始まりの刻》
―――これは運命なんだね、アリカ。
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