31人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺が知沙のどこに惚れたと思う?」
「え。分からないけど言ったことあった?」
「ないよ。ないけどお前の頑張るとこ見てると
俺も頑張らなきゃって思うし
お前のこと守ってやりたいって思うんだ」
なんだか凄く嬉しいこと言われてる気がする。
着古したパジャマ姿でプロポーズなんて
なんだか人には自慢できないけど。
「ほんと俺が惚れてるの。
だから離れていたって大丈夫だよ。信じあっていればさ」
「うん」
だいじょうぶ。大丈夫。
心の中に生まれた暖かい気持ち。
信じあっていれば大丈夫。
自分に言い聞かせるように何度も心の中でつぶやいた。
最初のコメントを投稿しよう!