第一章 約束

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駅に向かい歩いていた… 午後をまわったせいか日射しは強かったが、梅雨時期と比べ湿気がないので“カラッ”としている 呑むには少し早い気がするなぁ… そんな事を考えながら歩いていると駅が見えてきた 階段を登り切符売り場の前まできた時、携帯が鳴った 光弘からだ… 『スノー、待ち合わせの場所を変えよう。行こうとしてた店が閉まってた。 今、ヤンと合流して話してたんだが、ヤンがこの時間でも開いてる店を知ってるらしい』 「…だろうな、まだ早い気がしてたよ。何処に行けばいい?」 『ヤンの住んでる駅の近くにその店はあるらしい。俺達もこれから向かうから、向こうの駅で合流しよう』 「わかった。駅に着いたら電話するよ」 ヤンの住んでいる駅は隣の駅で、光弘と待ち合わせをした場所とは反対の方向だった 俺は切符を買うと改札を抜けホームへと降りた…
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