6人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
ヤンに連れられ店へと向かっていた
日陰とはいえ、歩いていると身体が汗ばみ始める
着く頃にはビールが旨そうだ…
人通りの少ない商店街を進んで行くと店に着いた
「ここだわ。ここの焼鳥がめっちゃ旨いだ」
何度か来たことがあるのだろう…
ヤンは自信気に言っている
店に“のれん”が掛かっているので開いているようだ…
『いいねぇ~、焼鳥かぁ。入ろうぜ』
そう言うと光弘は店の扉を開けた
「いらっしゃい」
店長らしき人がカウンターの中から声を掛けてきた
店の中はテーブルが無く、カウンターだけの小じんまりとした店だ
まだ時間が早いせいなのだろう…
客は俺達のほか、奥で新聞を見ながら呑んでいる人だけだった…
最初のコメントを投稿しよう!