第一章 約束

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焼いている網の前は暑そうなので、入ってすぐの席に座る事にした 空調は効いていたが、それとは別に扇風機も取り付けられている 人が多くなれば空調だけでは追いつかないのだろう… 壁に貼られたメニューを見ていると、店長がおしぼりを出してきた 「何にします?」 『生ビールの“中”を三つ貰える』 光弘がすぐにビールを頼んだ 訊くまでもない、そんな感じだ… 注文を済ますと光弘は、料理のメニューを眺め始めた… 『どれがお勧めなんだ、ヤン?』 「どれもお勧めだわ。あれこれ頼んでみるだ、どれも旨いだけん」 少しすると 「はい、お待ちどうさん。生ビール三つね」 俺達の前にビールが置かれた 三人でジョッキを軽く合わせ、ビールを飲む 冷えたビールは旨い! ジョッキも冷やしていたのだろう、うっすら凍っている 喉の渇きを癒すように“ゴクゴク”と飲みジョッキを置いた…
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