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出てきた料理はどれも美味しかった
思った以上に食べたつもりだが、まだ食べれそうだ
牛肉も旨いが食べ過ぎると後がしつこくなる
それに比べ鶏肉は塩、レモン等で食べるとあっさりしていた
何処でもってわけではないが、ここの焼鳥は旨かった
『ヤンが自信気に言うだけあって旨いな、ここの焼鳥』
「ああ、俺もこんなに食べれるとは思わなかったよ」
「だろ、俺もそう思うだ。焼鳥はここのが一番だで、なぁ大将」
呼ばれた店長は汗だくにもかかわらず
笑顔で頭を下げ串を焼いていた
「でもまぁ…焼鳥より今日の一番は光弘だわ」
「何でみっちゃんなんだ?」
「俺の休みの日に勝っただで」
『そこかよ』
光弘は笑いながらビールを飲んでいる
「そりゃそうだで。俺が休みじゃなかったらこんな時間から呑めなかっただ」
笑顔でそう言うとヤンは大将に“おかわり”を頼んだ…
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