2人が本棚に入れています
本棚に追加
「泣いてるとこ悪いですが師匠に心あたりはないですか?」
嘘だけど一応質問してみた。
心あたりあったらどうしよ。
「あ、あぁすまんがわからん。しかしエルフじゃなく人間かもしれんな。」
「あれ、エルフ式魔法は門外不出じゃありませんでしたか?」
「それは何百年か前のことじゃ。今はエルフと人間は共存しておるのじゃ。だからエルフは人間の魔法を受け入れ人間もエルフの魔法を受け入れたのじゃ。しかし完全なエルフ式魔法を使える人間はこの大陸で10人いればいい方じゃろ。」
えぇぇぇええそんなスゲェ魔法を俺は使ってたの!?
「お主驚き過ぎて素が出てるぞ。だから儂はお主のことを警戒していたのじゃ。」
え、警戒されてたの。
………しかも、心の声出てたし。
「そっか師匠のことはわかんなかったか。じゃぁ此所にいる意味はないな。短い間でしたがありがと「何を言ってるのじゃ?お主は師匠を探す旅をしているのじゃろ?ならエルフの里で修行していくが良い」
ちょ、まだ話してた途中なのに。しかし師匠は探さないけど旅はするつもりだから修行をしていくのが得策か。
俺はニヤリとして一言言った。
「はい、喜んで!!」
最初のコメントを投稿しよう!