氷と水香

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そういう声が聞こえてくると水香の指につけていた指輪から水色の光が放たれた。 そして、そこから水色の衣をまとった女性が出てきた ??? 「すみません、突然出てきて、私、水の神霊をしています[ウンディーネ]と申します」 テイル・氷・ダラク 「水の神霊!?」 ウンディーネ 「はい、今この世界は危機に陥ろうとしています。ですから私は水香さんに力を貸しにきたのです」 テイル 「危機って…ここ最近なにか大きな事が起こった事はないぞ」 ウンディーネ 「いえ、もうすでに水面下で事態は動き始めているのです。 内容や理由は今の所全く不明ですが、私たちがこの世界につながる事が出来るのはこの世界が危機に瀕した時だけとなっているのです…。」 ダラク 「それが間違いって言う事は…」 ウンディーネ 「過去今までそういう事態はなかったので恐らくないと思われます」 氷 「で…なんで水香があそこに?」 ウンディーネ 「それは彼女が選ばれた者だったからです。彼女の水の力は素晴らしいものです。 普通の方が私を呼び出そうとしても私の場合水の力が強くない限り、この場所まで呼び寄せる事はできません。 私たち神霊を呼び覚ますためにはそれ相応の力が必要なのです」 氷 「いや、だからって急にあそこに行くなんて…」
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