始まりのきっかけ

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{神霊新書} 神霊はこの世界に何匹いるとされているか分からない しかし火・水・雷・氷・風これらの5神霊がいる事は確定されている これらの神霊は普段クリスタルの中に封印されて この世界に危機が迫った時それらの神霊は現れると言われる ここには風の神霊についてヒントだけ与えておこう 何故ヒントなのかは多くの者に探求されてはいけないからだ その場所は…この世界の最も強く風の吹く山だ テイル 「何度読んでも、おかしいんだよなー…」 一人頭をかきながら読んでいる おかしい理由は自分自身でもわからない…ただ後半の文章が 普通の人には読めないような気がするのだ テイル 「何か仕掛けがあるって訳でもないし…」 ガタっ 物音がしたテイルが立てた物音ではない この書庫に誰かが近づいてきているのだ テイル 「やっべ…隠れるところここはねぇぞ…と、とりあえずこの書庫を閉じといて…」 テイルは中に入ったまま本棚を元の場所に戻し物音をたてないようにひっそりと隠れる …………… 女性の声 「ふぅ…ここに閉じ込められるのもそろそろ終わらないのかしら…?」 男性の声 「いや…しかし。お嬢様、外の世界は危険ですしまだ国王様もいけないと言われているので」 お嬢様…?たしかこの国には国王と女王はいるけど娘がいるなんて聞いてないぞ… 多分男性の声はたまに聞く番兵の声だがなんで…? もしかして噂になっていた隠し子の娘さんが本当にいたか…? と、いう事はその噂は本当だってことか? 姫? 「とりあえずまた調べ物するから出て行ってもらえるとありがたいんですが…」 番兵 「分かりました、とりあえず外の方で待っていますので何かあったらおよび下さい」 番兵は部屋から出て行ったようだ…… すると 姫? 「よいしょっと…」 本棚が動く音がする、このままでと必ずしも見つかってしまう! 隠れる所を探すと天井にギリギリ人が一人入れる隙間がある テイルはそこに隠れて過ごすことにした… 姫? 「この本…なんで出ているのかしら?」 その本はさっき自分が調べた本である 姫? 「この前、しまい忘れたのかしら…そんな事はなかったと思うんだけど…」 一言そういうと その本を読み始めた…
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