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空は澄みきった青空である。その上雲1つ無いものだから、照りつける太陽が憎い1日である。 そこはとある商店街。入り口には、どでかく風響山香商店街と掲げられている。 いつも賑やかであり、活気を無くした商店街とは比べ物にならない程の沢山の人。 その通りを、少し曲がった狭い路地に赤茶色の髪をした、眼鏡をかけた高校生がいた。 誰かと電話をしながら、笑みを浮かべている。 「ああ…了解。奴等はすぐに計画を実行するだろうよ。…そうだ。そっち側は頼んだぜ」 しかしその目に笑顔はない。 そのまま電話を切る高校生。切った後は、賑やかな商店街に背を向け、路地の奥を見つめたまま真顔だった。 そこに一人の同級生と思われる人物がやって来た。
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