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しかしそれに折原は気づかず、二人はぶつかった。 「すまぬ!」 少女は立ち止まらずそう言うと、風のように去って行った。 透宵は曲がり角を右へ、ぶつかった少女は曲がり角を左へ曲がる。 そして、護守はその中央の人通りの多い道に立っている。 違う道に歩を進める3人の少年少女は、今、同じ道を歩もうとしていた。 この時世界を変える、いや破壊するための無惨な計画は既に始まっていたのである。 これは、世界を変えることになる兄弟と、仲間たちの物語である。
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