仮入部

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翔太「なんで返事しないの?入りたくないの?」 翔太が元気のない愛奈に話しかける。 愛奈「ううん。入りたくない訳じゃないの。私、中学の時にいっぱい卓球したしもういいかなぁって…」 翔太「何だよそれ!卓球好きならそんな理由でやらないなんて言うなよ!!」 思わず強い口調で翔太が責める 愛奈「翔太と一緒にしないでよ!!翔太と私は違うの!どんなに頑張ったって関東大会も行けなかったじゃない」 「…」 気まずい空気が流れる。 愛奈「ゴメン…いいすぎた」 愛奈が半泣きであやまる 翔太「いや、僕の方こそごめん。そうだよね。でも入るか迷ってる本当の理由は中学の時あんなに練習頑張ったのに成績が残せなかったからなんでしょ?」 愛奈「うん…」 翔太「僕だって、あんなに練習したけど県大会しか行けなかった。だけどスポーツは楽しまなくちゃ!練習して頑張ったっていうのが大事なんだよ!!」 愛奈「それはわかってるけど…」 愛奈は下を向く。 翔太「わかった!!!」 突然大きな声で翔太が叫ぶ。 愛奈「なっなに!?」 ビックリした表情をする愛奈。 翔太「僕が愛奈をインターハイに連れて行く!!約束する!絶対に!!」 愛奈「また意味のわからない事言って…」 愛菜の顔に笑顔が少し戻ったのを翔太はわかっていた。 愛奈「あんたが行ってどうするのよ!私が行きたいの!(笑)」 顔を見合わせた二人は思わず笑ってしまった。 隅で待っていた他の入部希望者は二人を不思議そうに見つめていた。
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