始まり

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そして、もう一人ギリギリの世界にいる人間がいた。 ?「翔太ぁ~早くしなさいよ~」 玄関のまえで一人の女の子が叫んでいる ?「わかってる、わかってるよぉ」 聞こえるはずもない小さな声で大急ぎで支度をしながら言葉を返す。 そしてもう一人… 母「翔太!!!!愛奈ちゃん待ってるんだから早くしなさい!!」 母が大きな声で叫んでいる。 翔太「だからわかってるよぉ…」 これまた小さな声でつぶやく。 家の中で怒鳴る翔太の母の声に愛奈はくすくすと笑っている。 翔太「いってきます」 二人にせかされて10分後に翔太は家を出た。
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