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『キンコーンカンコーン』
なんだかんだで学園生活初日が終了し、俺はこれからしばらくお世話になるであろう通学路を1人歩いていた・・
男「初日から結構忙しかったなぁ・・」
あの後教室に戻ると男友からは質問攻めに合うわ、クラスの男子中から殺気のこもった視線を送られるわと大変だった・・
男「・・ただあいつとは仲直りもできたし新しい友達もできたわけだから本当よかったよな」
そんなことを考えながら歩いているとあっという間に自分のマンション敷地内に到着した。
近くに公園でもあるのだろう、
微かに子供達のはしゃぐ声が夕焼けに染まるコンクリートの壁にこだまして耳に入ってくる・・
男「今夜の晩飯どうすっかなぁ・・・・
・・・ん?」
『和歌山みかん 特盛り』ガサゴソガサゴソ・・・
男「・・・ダンボール」
目の前にはちょっとみかんの詰め合わせにしてはでかすぎる箱が置かれていた・・
・・よく見ると動いている。
男「・・捨て猫かなんかか?
ひどいことするやつもいるもんだな・・」
俺はそいつに申し訳ないと思いつつ、つい立ち止まって箱の中を覗き込んだ・・
ロリ「・・・・」ヒョコ
男「・・・・」
ロリ「・・・・」ジッ
男「・・・・」
ロリ「・・・・」ジ~ッ
俺はあまりにも想定外の展開に頭が追いついてこなかった・・
男『・・・子供・・』
ロリ「・・・だ、だめですよ」
男「・・・は?」
ロリ「・・み、みかんじゃないから・・その・・・そんなおいしそう~・・みたいな顔されても・・・」
男『いや、そんなのわかってるし』
ロリ「・・・・」
男「・・・・」
ロリ「・・・・」
男「・・・お前さ」
ロリ「」ギュルルルル・・・
男「・・・・」
ロリ「・・・えへへ//」
男「・・・・」
ロリ「・・・・」
男「・・・お前さ」
ロリ「・・お腹へった」
男「・・・は?」
ロリ「・・お腹がへって・・・ち、力がでません・・」フラフラ
男「・・お、おいっ!」
ロリ「」ギュルルルルル・・・
男「・・・・
・・はぁ~、仕方ないな」
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