序章

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「有…君…」 目の前に真面目そうな女子がいる。 「あぁ?………なんだ…お前かよ」 東野希(ヒガシノノゾミ)が前にたっていた。 「学校……行こう…」 「悪い、今日は行かない」 希をスルーして先に行こうとすると… 「有君の…ばか…」 「えっ?」 後ろを向くと希は学校に走っていった。 泣いていた… ような気がする。
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