15人が本棚に入れています
本棚に追加
分かれ道へさしかかるごとに木の枝を投げ、迷うことなく枝の倒れた方へ突き進むジャン。
0%の勇気と100%の不安を抱えて付いていくアル。
見慣れない景色が続く…
アル)なぁなぁ…本当にこっちで合ってるのか?
ジャン)間違いないさ!なんたっておいらにはこの木の枝があるんだから!
アル)なんでそれで自信満々に突き進めるのかが知りたいよ……はぁ…
家に着かないまま西の空が真っ赤に染まりだす。
アル)やっぱり着かないじゃねえか…
ジャン)なんだよ、文句あるのかよ?
アル)大有りだよバカ!地図を無くしやがって!おかげで帰れないじゃねえか!どうしてくれんだよ!
ジャン)なんだよ、おいらのせいかよ!?
アル)他に誰がいるんだよ!!
ジャン)ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!
アル)耳元で叫ぶな!
ジャン)あれが……
ジャンは怯えながら前を指さす。
アルは振り向いてジャンのさす方を向く。
そこにあったのは……
最初のコメントを投稿しよう!