第2章 Prelude~序曲~

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分かれ道へさしかかるごとに木の枝を投げ、迷うことなく枝の倒れた方へ突き進むジャン。 0%の勇気と100%の不安を抱えて付いていくアル。 見慣れない景色が続く… アル)なぁなぁ…本当にこっちで合ってるのか? ジャン)間違いないさ!なんたっておいらにはこの木の枝があるんだから! アル)なんでそれで自信満々に突き進めるのかが知りたいよ……はぁ… 家に着かないまま西の空が真っ赤に染まりだす。 アル)やっぱり着かないじゃねえか… ジャン)なんだよ、文句あるのかよ? アル)大有りだよバカ!地図を無くしやがって!おかげで帰れないじゃねえか!どうしてくれんだよ! ジャン)なんだよ、おいらのせいかよ!? アル)他に誰がいるんだよ!! ジャン)ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!! アル)耳元で叫ぶな! ジャン)あれが…… ジャンは怯えながら前を指さす。 アルは振り向いてジャンのさす方を向く。 そこにあったのは……
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