桃の押し売り、お断り

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今マジで、猛ダッシュしてます! 葵長官一人でも、マジ怖い←(罪の一つ2つでっち上げられそう)挙げ句、超ヤバヤバ桃仙人に目を付けられちゃマズい!! 彩雲国物語最終刊まで読んでりゃ~ わかるよね~。 マジ怖い… とにかく、宮城から出なきゃ!! しかし、ここはどこだ?! 宮城広すぎ~!! うわっ!!!!! 思いっきり、ぶつかった!相手を確認すると まさに、逃げ出した原因の 桃仙人じゃないか!!! なっ!!なぜにここにいる? 瞬間移動か!! 焦る私を見ながら、ニコニコ笑顔の桃仙人こと晏樹様 『漣歌姫…はい、忘れ物だよ。』 どこから、出したか 私の手のひらに桃を乗せた…。 …………。 この桃は、頂いたら最後 奈落の底に、まっしぐら。愉快痛快不愉快ライフへ有無を言わせずご案内 迷惑極まりないな桃じゃないか!? 『いりません!熨斗つけてお返しします!!! それは!!私の忘れ物とはいえません!! 晏樹様の持ち物でしょう!!』 とっさに、晏樹様イヤイヤ桃仙人に突っ返した。 『あれ、桃はキライ?』 意外そうな顔をした、桃仙人 気づけば、私に腕を回して 指先で、顎を持ち上げてる…。 顔が!!目の前にある!! ムカつく事に💢顔は良いし、お色気は溢れてるし…。 前世でも、現在でも起こった事ない状況に 私の体が、ボー〓っと熱くなって平熱より二、三度は間違いなく上がってるはずだ 顔は、きっと真っ赤に決まってるし 私の思考回路は、間違いなくショート寸前…。 ヤバい……。 『晏樹、貴様何をしてるだ…。 場所をわきまえろ』 地獄の番人さながらの怖い声に、なんとか帰って来た 私の理性と思考回路は、声の主にピキッときた!! おい💢!! 問題は、場所なのか!? 宮城じゃなきゃ、良いって言うのか!? 純真無垢な乙女が、桃仙人に、悪の道に引き吊り込まれそいなのが問題じゃないのか!? 不服丸出し顔で、睨みつけてやると もとより、逃げ出す前より、かな~り数倍は不機嫌な…葵長官に 睨まれた…!! 地獄に仏…イヤイヤ鬼畜長官だ とにかく、桃仙人から解放及び桃の返還が先だから 『晏樹様離して下さい!! それから!!桃の押し売りは、いけません!持って帰って下さい!!』 仕方ないなぁ~ってな感じで桃仙人は、私を解放してくれた。 疲れた… とにかく、ここから帰ってゆっくりしたい… 服も着替えたいし… 『あの~、そろそろ私はお暇します。 さようなら!』 逃げ…!!られるわけない…か…。
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