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~3~
「そうねぇ…席は…内ノ宮さん達の…近くがいいから…うーん…どうしようかなぁ…」
先生が一人でぶつぶつと言っていたのを一人のクラスメイトが聞き取ったらしい。
いきなり大きな声で
「じゃあ席替えしようよっ! 先生!」
と言い出した。
私はボーっとしながらそちらを窺う。
あれは…確か寿 由梨…だっけなぁ…
全く、面倒臭いを言い出すなぁ…
席替えなんてしなくてもいいのに…
しかし、先生は私の考えていることなんてお構い無しに、
「よしっ! それじゃあ席替えしましょうっ!」
と言った。
その瞬間、私と実以外が、人間だとは思えない声をだす。
声と言ってもいいのかは微妙なところだけれど…
私達は耳をふさいで小さくなっていた。
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