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キーンコーン
「おっ。もうこんな時間か。全員の自己紹介も終わったところだし、次の時間は今年の学園祭で何をやるかを決めていこうと思う。では起立、礼」
ふぅ。やっと終わったよ~。
さぁて執事くんに話しかけちゃいましょうかね♪
「あのぉ~」
その時だった。私の言葉をまたもや遮って一人の男が話しかけてきたのだ。
「よっ。確か…沙織だったよな?」
なっ何こいつ。私が執事くんに声をかけようとしたのに邪魔なんかしてっ。
「そうだけど何でしょうか?」
「あのさっ。友達になってくんないかな?お前の性格気に入った」
なっなんですってぇ!?私は執事くんに気に入られたいんですけどっ!!
「あぁ。友達ならいいよ♪」
「まじでっ?てかお前あの執事とかいう奴の事好きだろっ」
「えっ?なんでわかるんですか?」
どっどうしてこの人がそんなこと知ってるの?まさか私が助けてもらったところを見てたのかな…
「誰でも見てりゃぁわかるだろ。あんだけ顔をみてるんだからな」
「えっ」
気付かなかった。まさかっ私ずっと執事くんの顔を見てたの!?
「その恋のキューピット役は任せろっ」
ええっそっそんなこと言われても~。私は私の力でなんとか…って言ってもこの人には通じそうもないなぁ…
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