57/66

8128人が本棚に入れています
本棚に追加
/1308ページ
こっちにも可愛い人がいたなあ… 口元が緩んで仕方ない。 けど飛田さん気に入ってくれたんだ。…なんか嬉しいな。 間宮も…あれ以上したらしんじゃうんじゃ… …まあいっか! メールを返してマナーモードに切り替える。 と同時にくしゃみが出た。 筋肉痛まだ痛いし、寒いし、 さすがにマズいかなと思い如月にかぶらないよう肩までシーツを引き寄せた。 あ、藤井のニオイだ。 汗と、石鹸に混じった微かな体臭の香り。 陽に焼けたような肌のにおい。 インドアな自分からは決して出ることのないにおいだ。 …そういやここ藤井の部屋だったな。 俺も寝ちゃマズいよな~… とは思うのに人肌とシーツに包まれて俺の目も下がってきた。 如月の寝息を子守唄にだんだん瞼が閉じていく。 あーヤバイ、寝る。これは寝る… そういや恵くん達どうしただろ? 帰ったかなあ… あ… そうだ、如月にまだ昨日のお礼言ってない… …起きたら…言わなきゃ… ……… 思考が止まり、俺はそのまま眠ってしまった。
/1308ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8128人が本棚に入れています
本棚に追加