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こっちにも可愛い人がいたなあ…
口元が緩んで仕方ない。
けど飛田さん気に入ってくれたんだ。…なんか嬉しいな。
間宮も…あれ以上したらしんじゃうんじゃ…
…まあいっか!
メールを返してマナーモードに切り替える。
と同時にくしゃみが出た。
筋肉痛まだ痛いし、寒いし、
さすがにマズいかなと思い如月にかぶらないよう肩までシーツを引き寄せた。
あ、藤井のニオイだ。
汗と、石鹸に混じった微かな体臭の香り。
陽に焼けたような肌のにおい。
インドアな自分からは決して出ることのないにおいだ。
…そういやここ藤井の部屋だったな。
俺も寝ちゃマズいよな~…
とは思うのに人肌とシーツに包まれて俺の目も下がってきた。
如月の寝息を子守唄にだんだん瞼が閉じていく。
あーヤバイ、寝る。これは寝る…
そういや恵くん達どうしただろ?
帰ったかなあ…
あ…
そうだ、如月にまだ昨日のお礼言ってない…
…起きたら…言わなきゃ…
………
思考が止まり、俺はそのまま眠ってしまった。
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