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連続したアラーム音に眉を寄せた。 手を伸ばし電源を切ればすぐ止まる。 脇目に見れば時計は朝の7時を指していた。 …もうそんな時間か。 あの後、俺は自室に籠もりただベッドの上に仰向けになってた。 寝たような記憶はないけど起き続けてた記憶もないことからおそらく幾らかは寝たんだろう。 ……… 部屋から出なかったから、夜に藤井が帰って来たかもわからない。 それより昨日のことを思い出そうとして浮かぶのは如月や雅文さんの顔。 ……… 別れた時、如月は笑ってた。 今日も笑って会えるだろうか? 雅文さんにも謝らないと。昨日、微妙な雰囲気にして帰ってしまった。 ……… 気だるい身体を無理やり起こしシャワーを浴びようと制服を掴む。 ドアノブに触れた時、向こう側を想像して変に緊張した。 けど開いたドアの先には昨日と何一つ変わらない光景、誰も居ない、時間の止まった空気のままのスペースだった。 藤井は帰って来なかったのか。 ……… そのままシャワー室へと向かう。 8時になって部屋を出た。 それでも藤井の姿を見ることはなかった。
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