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いやー、ホント間宮様の眼力は凄いなあ! オーラが違うよね!うん。 「嘘ついたの?」 「滅相もありません」 「じゃあ怪我人はどこにいるのかな?」 間宮様がどんどん黒いオーラ纏っていきます怖い怖い殺されるよ俺。 ていうかどこに行ったって俺が聞きたいし。 さっきまで血がついてた窓も綺麗になってるし。 何も知らない人が見ればここで何があったかなんてわからないよこれ。 「どういうこと?詳しく、僕にわかりやすうく答えてごらん?」 「いやいや俺もわかんないっていうか、本当に怪我人がいて血出してる奴らもいたんですけど見当たらないし」 「そうだねえ、だあれも居ないもんねえ」 怖い怖い! てかさっきより距離近いよ?! 「せ、先生?」 「もしかして、」 「は?」 知らぬ間に壁ぎわへ追い詰められていた俺は両脇を遮られ行き場を無くした。 間宮の手が俺の顎にかかる。 「…こういうの、望んでた?」 ぎゃああああああああああああああああああっっ!! いまのボイスナイスです相手腰砕けさせるには十分です! そのままキスに行くんですねわかります!! ……… あれ、その相手って… 俺? 「ちょっとおおおおおっっ?!」 「わっ、いきなり叫ぶなよ」 「こらあ間宮!!」 「おい呼び捨て…」 「飛田さんという人が居ながら他の奴に手出すなんて何事だあ!!」 「…は?」 あ、間宮先生の間抜け面ゲット。
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