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電車に乗り込みまずは市内へ向かう。
私は一時間弱の時間をほとんど携帯音楽機器で乗り過ごした。
市内に来て、再び新幹線に乗り換える。
私はこれからの旅が楽しみで、珍しく新幹線から外を眺めて過ごした。
これから、どんな旅が待っているかな。
流れる景色を見つめ、テンションが上がった。
やがて都心に着き、まずは下宿させてもらう友達、佐倉凛のアパートの一室に挨拶に行った。
「いらっしゃい、蓮。待ってたよ」
笑顔で迎える凛は中学生の頃より大分大人っぽくなっていた。
凛は中学のときに都心の高校を受験して、卒業と同時にこっちに一人暮らしを始めた。
頭がよくて、運動ができて、すごくいい子。髪はショートカットではっきりした顔立ちをしている。
「うん、今日からお世話になります」
「改まっちゃって!はい、じゃあ上がって?」
部屋に入るように言われ、私は部屋に入った。
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