7、冬

22/76
前へ
/266ページ
次へ
【ミュトス】 長文注意 興味のない方はスクロール推薦。  最近、ルイスさんの顔が浮かんでは消える。 「・・・・」  不思議だ。今まで、誰かに一定以上関わることを恐れていたのに。  失う怖さを、味わいたくないから・・・。 「デュリオ・・・・」  思い出すのはかつてのパートナー。  失ってしまった、尊い人。  ルイスさんと彼は全然違う。  全く別の人で。性格も、属性も、見た目も。  ・・・自分に与える影響も。  デュリオといると、無条件で安心して、心置きなく素が出せた。  結構おおざっぱで、からからと笑う顔は、今でも鮮明に 覚えている。  でも、ルイスさんは・・・・。  ルイスさんといると、少しだけ緊張する。嫌な緊張ではないけれど、デュリオとは明らかに違う。  でも、確かに温かくて、笑ってくれると嬉しくて。「自分なんかに」という思考が、少しだけ薄まる。  そしてやはり、失うことを想像しただけで泣きたくなった。 「・・・なんだろう」  デュリオとは違う何か。  分からないけれど、初めての、気持ち。 「・・・・なんだろ・・・」  誰か、教えてくれるなら、教えてほしい。 ――――  ツィモナの微フラグ。  でもこんな些細な気持ちの変化にも気づけるようになったんだから、そのきっかけになったルイスくんてば偉大ですね。  ツィモナに与えた影響てば半端ないです。 よし。どんな風に展開させようかな!← ・・・あ、腕輪書き忘れた←下書きでは描いてた奴image=466161045.jpg
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加