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「隼人、お前ちょっと来い」 一樹が無理矢理隼人を引っ張って、教室を出ていった。 私の呼吸は荒いまま。 「誰か袋!!紙袋がいい!!早く!!!!」 薫が叫ぶ。 「ビニール袋しかないけど…」 優子が手渡す。 「ありがと」 その袋を私の口元にあて、背中をさする。 俗にいう、過呼吸は、5分程度でおさまった。
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