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――校内を歩くこと数分。
２人は学食に着いた。
「あれ～!?
隆祐。竜真見当たらなくない？」
空人が辺りをキョロキョロ見回しているが
呼び出したはずの竜真が見当たらない。
「マジで意味わからんのやけど!!
人のこと呼び出しておらんってどういうこと!?」
空人はすでに機嫌が悪くなっていた。
まぁ、そうだろう。
夏の暑い時期に
用事もないのに学校にわざわざ呼び出された挙げ句に
呼び出した本人がいないのだから……。
「ホントだ。
竜真のやついないね～。
また遅刻かよ。」
どうやら隆祐も呆れているようだった。
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