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―――15分後。
空人と隆祐は学食の窓際に近い席に座り
各々、好きなランチをたべていた。
そこに学食に慌てて駆け込んでくる男がいた。
「ハァ。
ハァ。
…………ハァ----。」
男は息を切らしながらキョロキョロすると、こちらと目が合った途端に大きく手を振った。
だが、こちら側はもちろん無視だ。
無視されてることに気付いたのか
こちらに走ってきては話しだした。
「おぃって~。
シカトするなんて寂しいやん。
俺らトモダチだろ~?笑」
「………。」
謝るでもなく非常にウザい絡みだ。
2人とも無視している。
「………。」
―――沈黙が続く。
「……………。」
「………え、
何か怒ってる!?
ごめんって~。」
この沈黙に観念したのか
男が謝ってきた。
すると空人は、
「……まぁ、いいや。
あんまり怒ってないし、疲れたし。
てか、竜真。
人を呼び出しといて遅れんなよ!!」
「あ~。
それで、怒ってたの!?
でも、昼くらいって言ってたじゃん?
まぁ、ギリギリセーフでしょ~!?笑」
まぁ、詳しく時間を指定していた訳ではないから
確かにそうなのだが…。
普通は先に来て待っておくものじゃないのか!?
と、2人が思っていたのは言うまでもない。
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