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パタ「もっと…もっと俺を見ろよ……俺を見てくれよ………………」
俺にすがりつくマヤ…
普段、あまりこういう表情や言葉を出さない分
とても可愛く見える…
ニュ「…ちゃんと見てるよ…?ほら………」
今もマヤしか見てないじゃないか………
パタ「嘘をつくな!」
バッと離れたマヤの目から、綺麗な雫がボタボタと落ちる…
パタ「…お前は見てない……俺をこれっぽっちも……………」
ああ…
もし他の奴がマヤを泣かせたら、構わずにめった打ちにしていただろう自分を想像し、少し自嘲気味に笑ってしまった…
それがマヤの気に触れたらしく……
パタ「何………笑ってんだよ……?」
ニュ「いや…ククッ……はははははははははは!!!!!」
マヤは、少し後ずさりした……
ああ……怖い……?
俺が怖い……?
ニュ「おかしいと思わない…?マヤが泣いてるのに、嬉しい自分が居るんだけど…」
パタ「は……?」
ニュ「マヤは、自分を見て欲しいんでしょ…?なら…俺の事も見てよ……?どんな俺でも…愛してよ…」
その分、君が嫌がっても………
離さないからさ…
君が離れないように…
俺でいっぱいにしてあげるからさ…………
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