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なちゅん「ナーさんナーさんナーさん♪」
グサッ
ナオ「なちゅん、痛いよ…カッターで刺しちゃダメ…」
なちゅん「えへへえへへ…ワシね、ナーさんだーいすきっ!」
ほらまた…
そうやって、欲しい言葉をくれる…
だけどそれは【他の子にも】言っている【世辞】以外のナニモノでもなくて………
なちゅん「……?どした?ナーさん……」
ナオ「ねぇ、なちゅん……なちゅんを…ずっとずっと側に置いておきたいって言ったら…ヤダ…?」
なちゅん「……?何でヤダなの?ナーさん優しいもん、側にいるよ―♪だけど、ずっとは難しいっしょ―…」
ナオ「大丈夫…」
ザクッ…
なちゅん「っ……ぐ……!?」
ナオ「……これなら…ずっと…一緒でしょ?」
グチャッ…ザクッ…ツプ…ッ
なちゅんと僕自身を…
真っ赤になるまで刺した………
もうどっちの血か分かんないや………
ナオ「なちゅん……」
既に、息絶えてるなちゅんは…
きっと、刺され続けて怖かったはずなのに…
真っ赤な中で
ワ ラ ッ テ タ …
それがとても、愛しくて…愛しくて………
ああ…寝てるだけか…
起きたら、きっとずっと一緒だね…
でしょ…?
ナオ「おやすみ―…なちゅん…」
ギュウッ………
冷たく横たわるなちゅんを抱き締めて
おやすみなさい…
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