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「真、元気……だせよ…?」
何を言えばいいか分からず、幼い私はとりあえず励ましの言葉をかけた。
「……姉さん、ありがとう。」
真は少し微笑んで答えてくれた。
「真ーっ、行くぞーっ」
真のおじいちゃんが車を出して待ってくれている。
真は寂しそうだったが、
「それじゃあ……行くね」
「おう…元気でな」
そう言葉を交わしあって、真は私から背を向ける。
そうして、私は真の後ろ姿を見送っていた。
すると、
「……姉さんっ!!」
数歩進んだところで、後ろ姿を見せていた真がもう一度振り向いた。
「何だ、真?」
「僕、高校生になったら姉さんの所に必ず帰ってくるから、待っててくれる?」
突然、真は真剣な表情で言葉を放った。
「おう、もちろんだ!必ず帰って来いよ!ここで待っててやるからっ!!」
私は真の"必ず帰ってくる"の言葉が嬉しくて、微笑みながら答えた。
真もまた嬉しそうに微笑み、
「じゃあね、姉さん!!必ず帰って来るからっ……!」
と、車窓から手を振って行ったのだった。
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