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" まぁ待て...死刑と言っても、博打に負けた場合だ。人生の博打にな..."
人生の博打!?
" ロープの下には、首をかけると落とし穴のように落下するシステムとなっている。見事当たりのロープを選べば、晴れて死刑は免れる。"
その言葉に竜二は無意識に顔を上げるが、"だが..."と、話が続けられた。
" 選択を誤れば、その時点で死刑執行となり、そのまま首をくくる事になる。"
『ちょっと待てよ、説明ってそういう事じゃなくて...何で俺がこんな目にあわなきゃならないんだ?』
...............
答えは返ってこなかった。
竜二の問いかけを無視するように、スピーカーから次の指示が告げられた。
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