投獄

17/32
前へ
/1230ページ
次へ
........................... ........................... 「アイテムは、指示があったようにその線の内側のみで使うこと...後は、ロープを選んだらその場で宣言しろ。」 人間味の無い、実に機械的な口調で、男は指示をだす。 解ってるよ、そんなこと... タイマーをチラリと確認すると、竜二は双眼鏡を使い、向こう側に見えるロープを見始めた。 『何だこの双眼鏡...レンズが曇ってやがる。』 年季が入っているのか、曇ったレンズを袖口で拭い、再度覗き込むと、レンズ越しにあるものに気付く。 ...あれ? 二つのロープが違うような... !!! .
/1230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12983人が本棚に入れています
本棚に追加