投獄

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周りを見渡すが、人の気配は感じられなかったのだが...どこか視線を感じる。 そんな奇妙な感覚に襲われていた。 『うっ...』 一歩踏み入れた瞬間に、思わず鼻を押さえた。これは、意識的というよりも、反射的にだ。 それほどまでに、この部屋には異様な匂いが漂っていたのである。 " 神木 竜二..." 何処かにスピーカーがあるのだろうか、急に誰かに名前を呼ばれ、思わず体が硬直した。 『だ、誰だ?』 ...というか、ここはどこなんだ? .
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