ミルク

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        『朝食は食う気にもなれない、カフェオレでも飲んでおこう。』 なんだか甘みが欲しくて、ミルクを足す。 カフェオレとゆうよりは、ミルクが入りすぎてしまったな。 あぁ、まるであの時の僕らのようだ。 きみを愛してしまったがために、僕の心に入り込んできたきみ。 きみが愛しくて愛しくて… きみは僕を愛してくれていたのだろか? カフェオレに溶け込むミルクのように、多量に僕はきみを取り込みすぎてしまった。 僕の想いときみの想いは、少し不釣り合いが生じていた気がする。        
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