ミルク

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        その証拠に、愛が感じられない夜。 焦りを感じて僕はきみに何度もキスを重ねた。 その返事はいつも催促じゃないキスだった。 きみが望んでいた僕との関係は、愛とかそんなものじゃなくて もっと軽いものだったのか? そうだったとしたら流されていた僕にもなんだか笑えてくる。 すべて仕組まれていたのか…とかさえ思ってしまう。        
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