紫陽花

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        せっかくのきみとの再会だったのに。 こんなはずじゃなかった。 上手く笑えない。 "僕"はただ、"きみを手放した僕"と後悔の渦に陥った。 『じゃあ……、またね。』 そう言ってきみは手をふった。 僕も小さく手をふった。 こんなはずじゃ…。 その瞬間、はっと気付き振り返る。        
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