シドの曲を短編小説で自己解釈してみました

アリバイ

コールが耳に鳴り響いている時

あなたが引き止めてくれるんじゃないかって、ここでもまだ期待してしまっていたのが事実。

あぁ、もう。

ほんとは別れたくなんかないのに。

あなたから離れることなんかできるわけないのに。

強がって。

全部、全部どうしていればよかったのかわからなくなる。

私の気持ちとは裏腹にあのどしゃぶりの雨が止み、嘘みたいに空が晴れてきた。