シドの曲を短編小説で自己解釈してみました

sleep

私とあなたのこの関係は言えば唇から始まったもの。

会えば欲を求め合うだけの関係。

あなたの唇が渇く音を聞き逃さないくらい近い距離で触れ合い、あなたの隣でいつも眠っていた。

でもこの関係も今日で終わらそう。

私は本気であなたを愛しているから、私を求めてくるあなたを拒めず簡単に受け入れてしまっていたけど

こんな関係を繰り返していても、朝がくれば自分が惨めになるだけ。

だってあなたは私を愛していないでしょう？

今日こそはこの関係も最後にして、あなたが眠った後にあなたの前から消えてやる。

そう心に決めていた。