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でもそれだけではなく、加えて父が居ない寂しさを忘れる為であったような気がする。
次第に仕事が面白くなってきたのであろうか。
着実に出世を重ね、中学生の終わりの頃から、帰りが遅くなり始めた。
飛鳥が受験勉強の為に夜遅くまで起きていると、玄関のドアが開くってことも少なくなかった。
そして、高校に入学して2ヶ月目に母の海外出張が決まった。
最低でも一年以上。
そうなると、さすがに高校生を独り暮らしはさせられないということで、僅か2ヶ月で苦労して入学した高校を転出するはめになったのである。
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