夜を駆ける

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壁の落書き いつしか 止まった時計が 永遠の自由を与える 転がった背中 冷たい コンクリートの感じ 甘くて苦いベロの先 もう一度 でたらめに描いた バラ色の想像図 西に稲妻 光る 夜を駆けていく 今は撃たないで 滅びの定め破って 駆けていく 君と遊ぶ 誰もいない市街地 目と目が合うたび笑う 夜を駆けていく 今は撃たないで 遠くの灯りの方へ 駆けていく
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