7人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ…。」
結局、帰り道が
別れる最後の最後まで
噂について聞かされた晃佑。
「伝説のゲーム…ねぇ。」
興味がないわけではなかった。
勉強だけの毎日にどこか
退屈を感じていたのだ。
しかしだからといって
そんな噂を信じるほど
無邪気ではないだけだ。
「ん…、小包?」
おかしい、そう晃佑は思った。
普段は何もないポストに
連絡もなく一つの小包が
置いてあったからだ。
「ただいまー。」
差出人も書いてない
小包を持って
誰もいないアパートへ
帰ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!