若葉

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忘れたことも 忘れるほどの 無邪気で にぎやかな時ん中 いつもとちがう マジメな君の 「怖い」ってつぶやきが 解んなかった 暖めるための 火を絶やさないように 大事な物まで 燃やすところだった 思い出せる いろんなこと 花咲き誇る頃に 可愛い話ばかり 転がってた 裸足になって かけ出す痛み それさえも心地良く 一人よがりの意味も 知らないフリして 思い出せる すみずみまで 若葉の繁る頃に 予測できない雨に とまどってた 泣きたいほど 懐かしいけど ひとまずカギをかけて 少しでも近づくよ バカげた夢に 今君の知らない道を 歩き始める
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